高尿酸血症(こうにょうさんけっしょう)
概要
高尿酸血症とは、血液中の尿酸値が基準値を超えて高くなる状態のことです。尿酸は、体内のプリン体という物質が分解されてできる老廃物の一種です。通常は、腎臓から尿中に排出されますが、様々な原因で尿酸が体内に溜まり、高尿酸血症になります。
原因
高尿酸血症の原因は、大きく分けて以下の2つが考えられます。
【尿酸の生成過多】
・高タンパク質食、高プリン体食(内臓肉、魚卵など)
・アルコール(特にビール)の過剰摂取
・肥満
・糖尿病、高血圧などの代謝異常
・特定の薬剤(利尿剤など)
【尿酸の排泄低下】
・腎機能の低下
・脱水
・特定の薬剤
症状
高尿酸血症自体は自覚症状がないことが多く、健康診断などで偶然発見されるケースも少なくありません。しかし、放置すると痛風などの合併症を引き起こす可能性があります。
検査・診断
【血液検査】
尿酸値を測定します。
【尿検査】
尿酸の排泄量を調べます。
【関節液検査】
痛風発作を起こした場合、関節液中の尿酸結晶を調べます。
治療
高尿酸血症の治療法は、尿酸値、合併症の有無、患者さんの状態などを総合的に判断して決定されます。
【薬物療法】
尿酸値を下げる薬(尿酸降下薬)や、痛風発作時の痛みを鎮める薬などが用いられます。
【食事療法】
高タンパク質食、高プリン体食、アルコールの摂取を控え、水分を十分に摂るようにします。
【生活習慣の改善】
運動不足の解消、体重管理、禁煙などが重要です。
予防
高尿酸血症の予防には、以下のことが大切です。
【バランスの取れた食事】
高タンパク質食、高プリン体食を控え、緑黄色野菜、海藻などを積極的に摂りましょう。
【適度な運動】
肥満予防や基礎代謝の向上に繋がります。
【水分補給】
尿酸を排出しやすくします。
【定期的な健康診断】
早期発見、早期治療に繋がります。
アフターケア
高尿酸血症は、一度治療を開始しても、生活習慣を改善しなければ再発する可能性があります。医師の指示に従い、治療を継続することが大切です。また、定期的な健康診断を受けることで、合併症の早期発見にも繋がります。