貧血(ひんけつ)
概要
貧血は、血液中の赤血球数やヘモグロビン量が減少し、体に十分な酸素が運べなくなる状態を指します。様々な原因が考えられ、症状も人によって異なります。
原因
貧血の原因は、大きく分けて以下の3つに分けられます。
【出血性貧血】
外傷や内臓からの出血、月経などによる出血が原因です。
【溶血性貧血】
赤血球が早く壊れてしまうことが原因です。
【造血障害性貧血】
赤血球が十分に作られないことが原因です。
さらに、それぞれの原因には、様々な病気や栄養不足などが考えられます。
例えば、出血性貧血の原因として、胃潰瘍などの消化性潰瘍や、大腸がんなどの悪性腫瘍(がん)があります。また溶血性貧血や造血障害性貧血の原因として、白血病やリンパ腫などの血液腫瘍があります。
症状
貧血の症状は、貧血の程度や原因によって異なりますが、一般的には以下の様な症状が現れます。
・倦怠感(だるさ、疲れやすい)
・息切れ(少しの運動でも息が切れる)
・めまい(起立性低血圧を伴う場合も)
・動悸(心臓がドキドキする)
・顔色が悪い(青白く見える)
・頭痛(慢性的な頭痛)
・食欲不振(食欲が減る)
・爪が薄い(へこむ、割れやすい)
・口角炎(口の端が切れる)
ただし、徐々に進行する貧血ではこれらの症状は出現しにくく、症状出現した時には進行していることがあります。
検査・診断
貧血の診断には、以下の検査が一般的です。
【血液検査】
赤血球数、ヘモグロビン量、ヘマトクリット値などを測定します。
【貧血の原因を特定するための検査】
鉄分不足、ビタミンB12欠乏、骨髄検査などを行います。
治療
貧血の治療法は、貧血の原因によって異なります。
【出血性貧血】
出血の原因を特定し、原因に応じて鉄剤などの薬物治療や止血治療を行うことがあります。
例えば胃潰瘍などの消化性潰瘍が原因の場合は、胃カメラなどの内視鏡で止血処置を行うことがあります。
さらに貧血が高度の場合は、輸血を行うこともあります。
【溶血性貧血】【造血障害性貧血】
原因となる病気(血液疾患など)の治療を行います。
予防
貧血の予防には、以下のことが大切です。
【バランスの取れた食事】
鉄分、ビタミンB12、葉酸などを含む食事を心がけましょう。
【規則正しい生活】
十分な睡眠と休養をとりましょう。
【定期的な健康診断】
早期発見・早期治療に繋がります。
アフターケア
貧血と診断された場合は、医師の指示に従って治療を行うことが大切です。また、日常生活においても以下の点に注意しましょう。
【無理のない運動】
軽い運動は血行を良くし、貧血の改善に役立ちます。
【ストレスを溜めない】
ストレスは貧血を悪化させる可能性があります。
【禁煙】
喫煙は貧血を悪化させる可能性があります。
